九州・アジア経営塾の研修ツアー受け入れ(11月19〜20日)

141119-KAIL Dinner Party

九州・アジア経営塾の橋田塾長(九電工)及びインドネシア銀行スラバヤ支店のジュナント副支店長と19日の夕食会にて。ジュナント氏のフェイスブックページから借用。

11月19〜20日の2日間、スラバヤを訪問した九州アジア経済塾の研修ツアーを受け入れました。

九州・アジア経営塾は、九州の産官学が共同で11年前に設立した研修期間で、40代の中堅管理職を対象に、アジアを視野に入れたリーダーとなる人材を養成している機関です。研修期間は11ヵ月で、そのなかに、海外への研修ツアーが組み込まれており、今年はインドネシアが対象となりました。

九州・アジア経営塾(KAIL)

ジャカルタでの2日間の滞在の後、一行は19日朝、スラバヤに到着。その後、ハウス・オブ・サンプルナで手作業による丁字タバコ製造の工程を見学し、併設のカフェで昼食をとった後、スラバヤ市美化公園局にて、スラバヤ市の環境美化やゴミ処理に関する活動について説明を受けました。住民主体のコミュニティレベルでのゴミ減量への取り組みに大きな興味をもった様子でした。

その後、スラバヤ市と北九州市の西原商事が協力して活動しているゴミ仕分け施設Beetleとコンポストセンターを見学し、西原商事からスラバヤに派遣されている武久さんから説明を受けました。

19日の夜は、野村在スラバヤ日本総領事、東ジャワ州投資局のリリ長官、東ジャワ州対外協力局のチプト部長、東ジャワ州商工局のリリ部長、インドネシア銀行スラバヤ支店のジュナント副支店長、西原商事の武久さんらを招いて、夕食会が行われました。

この席で、東ジャワ州投資局のリリ長官から「KAILというのはインドネシア語で釣り針という意味がある。誰かを助けるときに、モノやカネをあげるのではなく、釣り針のような道具を与えるほうがよい、というインドネシアの諺がある。KAILもこの意に沿って、今回が最初で最後ではない、ずっと続いていけるような関係を我々と一緒に作っていければと思う」という発言があり、出席者の胸にジーンと響いた様子が伺えました。

20日は、在スラバヤ日本総領事館で野村総領事からインドネシアや東ジャワ全般に関する詳細な講義があり、その後、私から東ジャワを含むインドネシアの地方でのビジネスチャンスについて講義を行いました。昼食会には、東ジャワ日本人会の西会長をお招きし、西氏の所属する味の素のインドネシアでの活動について、詳細な講義を受けました。

一行は、最後の訪問先として東ジャワ州商工会議所を訪れ、ディディ副会頭との質疑応答で、インドネシアの実業家が日本をどのように見ているのかの一端に触れることが出来ました。ディディ副会頭は、韓国や中国の台頭の実例を挙げつつ、「技術でいえばやはり日本」「日本企業はもっと果敢に競争して攻めていって欲しい」とのエールをもらいました。

研修ツアー参加者が病気になることもなく、元気に過ごせたのが何よりでした。お疲れさまでした。

当方は、通訳兼進行役という立場上、2日間の同行中はほとんど食事もとれない状態でしたが、一行を空港で見送った後、我慢できずに空港のカールス・ジュニアで食べたハラペーニョ・ハンバーガーとコーラが腹に沁みました。

 

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