あの小高区の菓子店が再開!

福島の地方紙「福島民報」のニュースで、南相馬市小高区の菓子店「菓詩工房わたなべ」が移転して再オープンしたという記事を見つけた。

休業の菓子店、5日再開 南相馬・原町の「菓詩工房わたなべ」

筆者はこの店のお菓子を食べたこともないし、何か特別の関係があるわけでもない。

しかし、2012年8月、誰もいない無人の小高区を訪れ、たまたまこの店の前を通ったとき、万感の気持ちを込めて、1枚の写真を撮った。

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小高区で復活はならなかったけれども、この店はしっかりと復活した。そして、復活の日、それを待ちわびる人々がたくさん訪れたという。

人間もそうだが、商売でもまた、地域の人々に愛されることで、その価値を発揮することができるのである。他から愛される、他から「存在していて欲しい」と願われる存在となること、それを創ることが価値を生み出す・創り出すことになるのだ、という極めて当たり前のことを思った。

「菓詩工房わたなべ」からすれば、自分は何の関係もない見知らぬ人間だが、勝手にその再開を心から祝福したいと思う。そしていつかお店へお邪魔し、お菓子をいただき、その地元の人の愛が詰まった味を堪能してみたい。

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