マラン・ムハマディヤ大学の学生との討論会で講演

今日は朝9時から、マラン・ムハマディヤ大学で国際関係学科の学生たちと討論会がありました。学生側から希望されたもので、中間試験期間中にもかかわらず、40〜50人ぐらいの学生が集まりました。

会場は、校内のアル・ファッフルディン・モスクの1階です。このモスクには、アラビア語教室、国際関係学科の図書館、カウンセリング室など、様々な機能の部屋が設置されています。

私の講演テーマは、「グローバルの挑戦に対するローカルの強化:インドネシアと日本のケース」(Kekuatan Lokal dalam Menghadapi Tantangan Global: KAsus di Indonesia dan Jepang)というもので、このお題でインドネシア語での講演を40分ぐらいやった後、学生との質疑応答セッションとなりました。

講演では、今、なぜ、グローカルなのか、という話を中心に、生活の中での身近な事例をあげながら、グローバリゼーションという抽象的なものをどのように捉えたらいいのか、といったことを考えてもらう内容にしました。

出席した学生はとても熱心で、居眠りしている者は見当たらず、メモを取りながら聴いてくれている学生も多数いました。

質疑応答セッションでは、次々に手が上がり、活発に質問してくれたので、こちらも真剣に答えることができ、とても充実したセッションとなりました。

やはり、学生たちと真正面から真剣に議論し合うのは、本当にいいものですね。学生たちにとっても、何か少しでも、有益なものが伝わっているといいなと思いました。

自分でいうのもなんですが、こういうのが自分は好きなんだな、と改めて思いました。そして、インドネシアでも日本でもどこでも、正解を求めるためでも勝ち負けを決めるためでもない、自分たちが自分たちの頭で一生懸命考えるための対話の機会を、少しづつでもつくっていけたらいいなと思いました。

当初乗る予定だった午後3時マラン発のスリウィジャヤ航空便がキャンセルとなり、一便前の午後12:50発へ繰り上げになったため、討論会の後は、T先生にマラン空港まで送ってもらい、ずいぶんと早目にジャカルタに着いてしまいました。これから、シンガポール経由のLCC乗り継ぎで東京へ戻ります。桜がまだ見頃だといいのですが。

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