【スラバヤ】Nasi Goreng Jawa @ Depot Gang Jangkrik

我が家の近くのDepot Gang Jangkrik(「コオロギ横丁の軽食堂」とでもいうか)は、味の良さでいつも重宝している常連店である。何を食べても外れがない。

私にとっては、夜、ちょっと遅くまで仕事をして、クタクタでも、我が家に着く前に「コオロギ横丁の軽食堂」があると思うだけで、どんなにか、心がホッとすることか。そんな店が我が家の近くにあるという安心感がある。

6月9日の昼食に食べたのは、Nasi Goreng Jawa、すなわちジャワ風ナシゴレンである。

ジャワ風と聞いてすぐ思いつくのは、ドロッとした甘いソースのケチャップ・マニスで味をつけたナシゴレン。ジャカルタでもどこでも、普通よく見かける茶色っぽい色のナシ・ゴレンである。

ところが、ここのジャワ風ナシゴレンは、違うのである。味付け自体は、揚州炒飯ほどあっさりはしていないが、通常の中華系炒飯の味付けに似ている。「ジャワ風」という所以は、実は、少量の麺がナシゴレンのなかに入っていることにある。

ジャワ島の小食堂やワルンで定食「ナシ・ラメス」を頼むと、肉や野菜とともに、必ずご飯の上に麺が少量のってくる。普通の家に招かれても、大抵、ご飯のほかに、おかずとしてインスタント麺を茹でたものが振る舞われる。

ジャワの食事で、麺はどのように位置づけられているのだろうか。ご飯の代わりなのか、ご飯と一緒に食べるおかずなのか。それとも両方ありなのか。

余談だが、ここの豚飯(Nasi Babi)も秀逸なおいしさである。5月19日の昼食に食べた。ただし、Depot Purnamaのとは違って、豚レバー・ハツなど内臓系は入っていない。それ故に、日本の中華丼と全く同じ趣である。

 

【スラバヤ】カニ炒飯 @ Depot Restu

4月30日夜、我が家の近くの、一見何の変哲もない中華小食堂で食べたカニ炒飯(Nasi Goreng Kepiting, Rp. 25,000)。これが予想に反して美味しかった。

若干味を濃くした中華風の揚州炒飯のうえにふわふわのカニと玉子がのっている。いつもは赤いサンバルで食べるのだが、これはそのままいける感じの味の濃さである。また、ご飯がちょっとねちっとしていて、何ともいえぬ噛み心地である。

そういえば、最近のインドネシアのナシゴレンは、パラパラしているものよりも、やや粘り気のあるものが多くなってきたような気がする。

タイやシンガポールの炒飯は長粒米のためにパラパラしているが、インドネシアのはやや短粒米で、日本米に近い。いや、最近はうまい米を求める動きが強く、日本米の食感にかなり近いローカル品種も現れている。

我が家の近くにある中華小食堂、今まで行ったところはどこも実力派だった。

Depot “Restu”
Jl. Mayjend Sungkono 243 D, Surabaya
Tel. 031-5624108