ガジャマダ大学での討論ワークショップなど(11月27日)
11月27日は、10月に引き続いて、ジョグジャカルタの国立ガジャマダ大学を訪問し、大学生を相手に討論ワークショップを行いました。これは、愛知県立大学が主催する日本語再学習プログラム「ジャパン・オン・トラック」(Japan on Track [JoT])の一環として実施されたものです。参加者の一部には、日本企業でのインターンの機会が与えられます。
今回の出席者は7名と少なかったのですが、「何のためにガジャマダ大学に入ったのか」という問いから始めた討論ワークショップは、出席者の真剣な議論でそれなりの盛り上がりを見せました。大学で学ぶことと高校卒業後に働くことの違い、経験を積むということの意味、大卒でもワーカーとなることが見られる時代の対応策、ジョブホッピングをどう考えるか、といった質問を投げかけ、議論してもらいました。時間の制約から、あらかじめ用意しておいた「何のために働くのか」「何のために生きるのか」という質問から始まる討論は、割愛せざるを得ませんでした。
午後は、ジャカルタから専門家を招き、日本企業におけるビジネスマナーの基礎を、実習を交えながら学びました。和気あいあいとした雰囲気で楽しく学んだ後、振り返りのセッションで、実は、他人に不快感を与えない、清潔感を大事にする、相手によってお辞儀のしかたを変える、といったことは、インドネシアのとくにジャワ人の世界では同じように認識されているマナーであり、日本との違いよりもむしろ共通性を認識して身につけることがより効果的ではないかという気づきがありました。
28日は、愛知県立大学の小座野先生も交えて、大学近くの日本料理レストラン「ひかり」にて、プログラムの終了とインターン生の走行会を兼ねたお別れ昼食会があり、私も出席しました。もちろん、最後にはみんなで記念撮影をしました。