天敵はハウスダストとカビ
季節の変わり目になると呼吸が苦しくなる気管支ぜんそくとの付き合いは、もう何十年にもなります。まだ私が小さい頃は、小児ぜんそくとも言っていました。
急に気温が下がると、ゼーゼーしてきて、よく親に背中をさすってもらったものです。ですから、秋から冬、冬から春にかけてがきつくなるのでした。
気管支炎となれば、その「お友だち」であるアレルギー性のアトピー性皮膚炎ともずっとお付き合いしてきました。副腎皮質ホルモンの入ったステロイド軟膏をチビチビ使ってきました。
振り返ると、気管支炎もアトピーもひどかったのは、幼少期を除けば、前の職場に入ってしばらくの間でした。当時は、毎日、インドネシアから送られてくる新聞を読んで記事をまとめる作業を続けており、その新聞と一緒に運ばれてきたか新たに発生したかのダニやカビが原因だったのだろうと推察します。
その後、インドネシアへ赴任した2年間では、症状が全くと言っていいほど出なくなりました。帰国して、新聞との格闘が少なくなると、症状もあまり出なくなりました。
インドネシアにいる間は症状が出ないのですが、日本では、冬になると毎年のように、何度かはきつい気管支炎に、そしてアトピーで肌がボロボロと何度も剥けるようになりました。
今年は、毎月、血中コレステロール検査で通っているお医者さんに薬と吸入器を処方してもらったため、気管支炎は今のところ、ひどくならずにいます。毎日、自宅で肺活量検査を行い、その値を記録して変化を見ていますが、最初の頃はかなり低い値だったのが、今は高い値で安定しています。いつもの冬に比べると、アトピーもひどくなく、また何かあればすぐ医者に行ける体制なので、ずいぶんと楽だし、安心です。
子どもの頃、「大人になったら自然に治るよ」と、かかりつけの先生に言われたのですが、今もまだお付き合いしている状況です。まだ子どもなのかもしれませんが。
これら気管支ぜんそくとアトピー性皮膚炎がひどくなる原因は何か、だいぶ前に、病院でアレルゲン検査をしてもらったところ、ハウスダストとカビへの感応度が異常に高く、この二つが自分の天敵であることがわかりました。
今でも、ハウスダストやカビがひどいとすぐ症状が出るので、今日、思い切って、その対策用に、コードレスの布団用クリーナーを購入してしまいました。ダイソンのV6、コードレスなのに、強力な吸引力を持つクリーナーです。
というのは、これをインドネシアへ持っていきたいからです。だいぶ長い間、インドネシアでは、荷物置き場と化したアパートの一部屋を借りているのですが、前にそのベッドで寝たら、全身が痒くなって眠れず、飛行機内の強力冷房への対策で持ち歩いているウィンドブレーカーを着て、ようやく眠れた、ということがあったためです。
窓は少し開けたままにし、換気はしているのですが、今のインドネシアは雨季で、とくにハウスダストやカビの天国になっています。2月末に1週間インドネシアへ行くので、まずはこのダイソンで掃除をしてから、ちゃんと眠りたいと思うのです。
さて、インドネシアのアパートではちゃんと眠ることができるでしょうか。