インドネシア政治の連載記事、執筆終了
明日から3月4日までのインドネシア・スラバヤ出張を前に、4回分のインドネシア政治に関する連載記事を書き終えました。
最近は軽いものしか書いていないので、久々に真面目に書いたせいか、くたびれました。
最初はもっとサラッと書こうと思ったのですが、書いているうちに長くなってしまい、結構な分量になってしまいました。書き込めなかった材料も色々あるのですが、また機会を改めて書いてみたいと思います。
おそらく、他のメディアではまだ出ていないような分析も含まれていると思います。例えば、2019年の大統領選挙につなげた私なりの見方を出してみました。
以下に、タイトルとサブタイトルを記します。よろしければ、ご一読いただき、コメント・ご高評等をいただければ幸いです。また、ご希望があれば、講演会等でお話をすることも可能ですので、ご興味のある方は、お知らせください。
1.反アホック勢力の候補ペア選定過程
1.1. 統一候補ペア擁立への模索
1.2. 統一候補ペアはなぜ実現しなかったか
1.3. ユドヨノとプラボウォの歴史的確執
1.4. イスラムを共通項に大衆動員へ
2.選挙運動でイスラムはどう使われたか
2.0. はじめに
2.1. ユドヨノ側のイスラム利用
2.2. イスラム冒涜とされた問題ビデオ
2.3. 素早かったMUIからのファトワ発出
2.4. 体制内活動を担うイスラム団体はアグス=シルビア組を支持
2.5. 筋金入りのイスラム強硬派はアニス=サンディ組を支持
2.6. イスラム強硬派による反共喧伝
3.イスラム大衆動員の裏に隠された政治のリアル
3.1. アホック公判で大衆動員の大義名分が失われる
3.2. ジョコウィはアホックを見限っていない
3.3. 大衆動員に付けられた政権転覆の匂い
3.4. ジョコウィの汚職疑惑追及姿勢
3.5. ジョコウィの汚職追及の標的はユドヨノ?
3.6. ユドヨノと親族による汚職疑惑
3.7. ユドヨノの本当の敵はアホックではなくジョコウィ
3.8. プラボウォ側はどう出たのか
4.今後のインドネシア政治地図への影響
4.0. はじめに
4.1. 動員された者の多くはジャカルタの外から来たよそ者
4.2. 安定化するジョコウィ政権
4.3. 今後の政治地図を彩る3つのグループ
4.4. ジョコウィ再選を狙うグループ
4.5. ユドヨノ側の対応
4.6. プラボウォ側の対応
4.7. 注意すべき退役軍人グループの動き
4.8. まとめと展望