ジャカルタでトランジット中
ついこの間、土曜朝に東京へ戻ったばかりでしたが、今日、再びインドネシアへ入国しました。いまは、ジャカルタでマカッサル行きのライオンエア便へ乗り継ぎ中です。
夕食の時間が中途半端になるので、やむなく第2ターミナルのSolaliaで蟹肉入りナシゴレンを食べました。この店のナシゴレンは全般に油っぽいのですが、今回のはそれほどくどくはありませんでした。
マカッサルに着くのが中インドネシア時間の23:50、ということは、日本との時差が1時間なので、日本時間だと3月10日になってしまう。このブログを毎日更新するという目標を達成し続けるには、このトランジットの時間に何か書いておくしかないというわけです。
今回の東京からのジャカルタ便はJALでした。昨年の度重なるインドネシア出張により、めでたくJGCに入会でき、今回の安いエコノミー料金でも、色々と、時には恭しく、列に並ばずにセキュリティチェック、優先搭乗など、早速の恩恵を得ることができました。
サクララウンジも使えました。ただ、今回は昨日までに終えるのを忘れた書類1通を作成し、送付するという作業があり、ビジネスサービスがあると期待してのラウンジ利用でした。
ラウンジではWifiが飛び、プリントアウト用のコピー機もありました。でも、今回の私のような、書類をプリントアウトして署名・捺印し、それをPDF化して、メールで送付する、ということはできませんでした。備え付けのパソコンはUSBメモリが使えるという話だったのですが、どこにも端子が見当たりませんでした。
結局、飲み物もとらず、朝カレーも試さず、色々とはできないことだけを確認して、ラウンジを後にしました。
今回の機材はボーイング787。エコノミー席はタッチパネルのみでした。
機内で今回観た映画は、「ラ・ラ・ランド」と「湯を沸かすほどの熱い愛」の2本。
前者は、予想通り、夢を追いかける二人の男女の淡い恋物語で、印象としては古きアメリカを彷彿させる現代が舞台の映画でした。悪人が出てこないとても健全で分かりやすいストーリーで、今のアメリカが昔を懐古する気分が満ちていました。音楽は全てオリジナルとのことですが、名だたるジャズ・ミュージシャンへのオマージュも込めたようで、その筋の方が観るときっともっと深く観れるのだろうな、と思いました。
でも、これが日本で受けるかどうかは疑問です。こういうネアカで真っ直ぐな話が日本ではもう受けないのではないかと感じました。
後者は、親子、家族というものを深く問い直す意味での秀作でした。宮沢りえが演じる主人公を含め、出てくる家族が様々な事情を抱えていて、しかもそれを自分では知らないという設定で、きっと、世の中にはそんな家族が本当は少なくないのだろうな、と思わずにはいられませんでした。今の自分たちの生活を守るために、そうした秘密を持ちながら行きていく、ということなのでしょう。
前回のガルーダでの機内映画が不作だったので、今回は良かったです。いつもは観る韓国映画やインド映画を観ずに終わりました。
というわけで、この後、いつも乗ると後悔する、ライオンエアでマカッサルへ飛びます。