週末にインド映画・パキスタン映画

この週末は、妻と一緒に、土曜日にインド映画の「バーフバリ:伝説誕生」、日曜日にパキスタン映画の「娘よ」を観ました。

インド映画「バーフバリ:伝説誕生」は、先週、新宿ピカデリーで上映されていたのですが、1週間しか上映せず、15日からは、MOVIX昭島で1週間、レイトショーで上映されています。そこでやむなく、4月15日の20時半からのレイトショーで観るべく、都心から昭島まで出かけました。23時に上映終了後、急いで電車で帰りましたが、幸運なことに、終電まで遅くはなりませんでした。

映画自体は、(ちょっと稚拙ではありますが)VFXやCGを駆使して、スケールの大きさを表現しようとした、大型娯楽映画でした。あらすじも掴みやすく、勧善懲悪をきちんと描いていて、分かりやすかったです。ネタバレになるので内容は省略しますが、インド映画に必須の踊りや歌の要素はかなり少なかったです。R15+指定となっていますが、その数少ないお色気シーンよりも、戦闘の残虐なシーンがその理由となっているように感じました。

映画の最後で、続編があることが仄めかされ、エンドロールの途中でしばらく音楽がなくなって無音状態隣、このまま終わるのかと思ったら、いきなり、続編「バーフバリ:完結」の日本語字幕付き予告編が上映される、というおまけ付きでした。この続編は、2017年4月28日からインドで公開されるそうで、日本でも公開されることを期待します。

インド映画といっても、「バーフバリ:伝説誕生」はテルグ語の映画でした。テルグ語は、インドのアーンドラ・プラデーシュ州やテランガーナ州の公用語であり、約8000万人が話す言葉です。テルグ語で造られた映画は言語別インド映画の中で最多らしく、娯楽性の強いものが多いようです。

その意味で、今回の「バーフバリ:伝説誕生」は、ラージクマール・ヒラニ監督の「きっとうまくいく」「PK」の社会風刺や、サタジッド・レイ監督の深い洞察などとは全く違う、純粋に娯楽映画として楽しめるものでした。

次に、今日4月16日、岩波ホールでパキスタン映画「娘よ」を観ました。部族間対立を収めるために部族長と婚姻させられそうになる10歳の少女を、その母親が連れ出し、命がけで逃げに逃げる、というシンプルな内容です。複雑な伏線などもなく、これもわかりやすい映画でした。

母親と娘が逃げていく中で色々なことが起こるのですが、その間に様々な人が殺されたり亡くなったり、結局、結婚が破談となって部族間対立は収まるどころかもっと激しくなり、といった絶望を感じさせる面もあります。娘のあどけなさと無垢さが、彼女が大人になる頃の未来への希望を示しているように感じました。

この映画を通じて、アフィア・ナサニエル監督が女性として訴えたかったことがひしひしと感じられました。この話は実話が元になっているとのことですが、映画の中でも、女性の解放といった話が実際には相当な壁に直面せざるをえない現実をまざまざと見せつけていました。

福島市で申請した法人登記手続が4月20日に終わると、福島市での活動拠点づくりなど、予定が色々と入ってくるので、映画にせよ何にせよ、先延ばしせず、時間のあるときに済ませておく、という態度で過ごすことが肝心と思っています。

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