「東北家族」の皆さんと仙台でお花見

2019年4月14日、東北6県のインドネシア人技能実習生のネットワーク「東北家族」(Keluarga Tohoku)が仙台市の榴岡公園で花見をするというので、行ってみました。

榴岡公園の桜は、ソメイヨシノが満開、シダレザクラもだいぶ花が開いていて、絶好のお花見日和となりました。さすが仙台、おだやかな晴れた日曜日ということもあり、人、人、人、の賑わいでした。

公園に入ったら、いきなり、調子のよい笛や太鼓とともに、扇子を持って踊る集団に出くわしました。雀の会というこの集団以外にも、踊りながら公園内を練り歩くグループがいくつもあって、とにかく賑やかでした。

でも、「東北家族」の花見の場所が分からず、四苦八苦。ようやく、見つけて辿り着いたら、皆さん、紙に何か書き込んでいる様子。仙台市国際交流協会の方から依頼されたアンケートへの回答中でした。

花見と言えど、式次第があったようで、「東北家族」の主宰者の挨拶の後、皆がそれぞれの宗教に則ってしばし祈りを捧げ、今日ここで集まって花見ができることを神に感謝していました。

今回の花見は、「東北家族」設立10周年記念ということもあり、山型に盛られたイエローライス(Nasi Tumpeng)の先の部分をカットする、というのも行われました。

その後は、アトラクション。女性が3人出てきて、踊り始めました。途中で音楽が途切れるハプニングがあり、もう一度最初から踊らされた3人でした。

一度ギアが入れば、ノッてくる皆さん。しばらくすると、みんなで踊り始めました。

男女が背中合わせになって、間に風船を入れて、どのカップルが最期まで風船を割らないか競う、おなじみのゲームも。

一応、周りの花見中の方々にも、どんな集団か、何をしているのか、説明したのですが、皆さん、興味津々でした。インドネシア人技能実習生がこんなにいるのか、と驚かれる方もいれば、宮城で働いてくれてる方々だよね、とか、「東北家族」っていう名前が何かわかんなかったけどそうなのー、とか、意外なほど、自然に受け入れてくれて、彼らの様子を楽しんでみてくれていました。
地元紙などで「東北家族」を好意的に書いていただいたりしたこともあるのかな、と一人思ったりしました。
最後、全員写真を撮るときに、近くで花見していた青年がカメラマンを買って出てくれたり、「東北家族」で来ていた子どもが、周りにいた花見客の子どもといつの間にか仲よく遊んでいたりと、ほのぼのした空気がいっぱいでした。
全員で片づけ、ゴミ拾いなどをして、サクッと解散しました。

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