【ぐろーかる日記】ムハマド・ユヌス博士の言葉
色々書きたいことはあるけれど、何となく書く気にならず、しばし、ブログをお休みしてしまいましたが、今日(10/5)、短時間でしたが、オンラインでムハマド・ユヌス博士のお話を聞く機会に恵まれました。
これは、昨年5月に参加した、バングラデシュへの事業研修ツアーを主宰したサンパワー株式会社様の計らいで実現したもので、同ツアーの参加者も多数、一緒に聴講しました。
ユヌス博士からは、新型コロナウィルス感染拡大のなかで、今後、どのような意識でビジネスを進めていく必要があるのか、とくにソーシャルビジネスはどうあるべきか、といったことについて、30分程度、話を聴きました。
現状については、まず、新型コロナによるショックを吸収し、ダメージを最小化する努力をする。ビジネスに何が起こっているかをよく見渡す。ビジネスだけでなく、人々に何が起こっているかをよく見る。そしてこれが世界にとって巨大な問題であることを理解し、自分の存在が小さいものであることを自覚する。自分の内面に問いかける。自分自身を発見し、自分の創造力を最大化させようと努める。最大で最深の危機であることを理解する。
過去へ戻ることは意味がない。今や、完全なトランスフォーメーションが求められている。過去の世界は危険な世界であり、過去へ戻ることは自殺行為である。富める国々が様々な問題を引き起こしてきた。地球環境問題も、貧困も、格差も。私たちの思考を変え、3ゼロ(二酸化炭素ゼロ、貧困ゼロ、失業ゼロ)の新たな世界を目指す方向づけをするときが今である。
多くのとてつもない困難がある。しかし、最大の危機は最大のチャンスである。
ユヌス博士の言葉からは、今のような時期だからこそ、世界を変えていく機会になるという力強い言葉がありました。利益最大化ではなく人々の幸せのために働け、というメッセージをしっかりと受け止めて、まずは、自分を深く見つめ直して、同志を増やし、新しい世界へ向けて一歩ずつ歩みを進めていきたい、と思った夜でした。