【ぐろーかる日記】Go To キャンペーン強行でも、旅には出ない

今日(7/15)、東京で新型コロナ特別警戒レベルが最高の4に引き上げられ、「感染が広がっている」という状況になりました。重症者の割合は減っているとしても、無症状の感染者が知らないうちに感染を広める状況が、ようやく見えるようになってきた、ということでしょう。

これまでも、感染が広まっている気配はありましたが、何せ確かなデータがないので、明らかなことはわからないままでした。そんななかで、様々な思惑から、緊急事態宣言が解除されると、あたかも、新型コロナはもう大丈夫だ、というような何の根拠もない雰囲気が街中にあっという間に広まりました。

その流れを受けて準備を進めてきた Go To キャンペーンを、政府は連休前の7月22日から強行する意向を示しています。

名もなき一市民としては、大所高所からその判断を正しいとも間違っているとも言うつもりはありません。ただ、私自身は、だからといってキャンペーンに乗って旅に出るつもりはありません。

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【ぐろーかる日記】よりどりインドネシア特別講座(第1回)のお知らせ(7/18)

このたび、いくつもの様々なインドネシアを共に知り、共に学び、共に楽しむ機会として、一般の方々向けに、オンラインによる「よりどりインドネシア特別講座」(無料)を開催する運びとなりました。

1~2ヵ月に1回程度、ゲストスピーカーを招いてお話を聴くとともに、スピーカーと参加者、参加者どうしの対話の機会を大事にしたいと考えております。また、内容とスピーカーの意向に応じて、使用言語を日本語・インドネシア語のバイリンガルで行い、日本の方々とインドネシアの方々が直接に対話できる機会も想定しています。

この講座に参加される方々にとって、新たなインスピレーションや思ってもみなかったアイディアや、人と人とのつながりが生まれる場となるように努めていきたいと思います。皆様のご参加をよろしくお願いいたします。

早速ですが、以下のとおり、よりどりインドネシア特別講座の第1回を開催いたします。

  • とき:2020年7月18日(土)日本時間15時~(2時間程度)
  • スピーカー:高島雄太氏(Yayasan Satu Jalan Bersama)
  • テーマ:「インドネシアのハンセン病問題から考える、感染症が引き起こす差別について」
  • 司会:松井和久(松井グローカル合同会社)

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【ぐろーかる日記】「よりどりインドネシア」第73号発行、4年目突入

2020年7月8日、ウェブ情報マガジン「よりどりインドネシア」第73号を発行しました。今号で、2017年7月に創刊してから4年目に突入しました。

この間、一度も欠号を出すことなく、毎月2回、計73本の「よりどりインドネシア」を発行し続けてこれたことを嬉しく思います。これもひとえに、執筆者の皆さんと購読者の方々、そしてそれ以外の方々からの応援や励ましのおかげであると、ここに深く感謝申し上げます。

インドネシアはバリ島やジャカルタだけではない、数え切れない様々ないくつものインドネシアがあることを、少しでも日本の皆さんに伝え、知って、楽しんでもらいたい、という「よりどりインドネシア」の主旨がどの程度受け入れられてきたか、まだまだ確信は持てません。ただ、日本の地方が様々であるように、いやそれよりもはるかに多様なインドネシアの様子を伝えていく活動は、今後も続けていきたいと思うのです。

別のポスティングで話をしようと思いますが、ウェブ情報マガジンに加えて、オンラインを活用した月例オフ会のほか、一般の方々向けの無料特別講座も行なっていきたいと考えております。

以下、「よりどりインドネシア」第73号の内容をご紹介しておきます。

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【ぐろーかる日記】2本目のオンライン講義用動画作成してのひとりごと

このところ、色々とふさぎ込み、マイナス思考に陥る傾向が出てしまっていたが、何とか気持ちを切り替えて、今日は、オンライン講義用の動画を作成していた。

今回のも、5月に作成したのと同様、母校での講義用の動画である。さすがに、以前、1本作っていると、2本目はずいぶんと慣れた感じにはなるが、それでも、しゃべりの途中で言葉が出ずに止まってしまい、何度も録り直す場面も多々あった。

今回のオンライン講義は、当初、対面での簡単な2人1組の対話演習を入れたかったのだが、オンラインではそれも叶わず、その意味ではやや不本意な内容になってしまった感がある。まあ、それでも、対話演習のエッセンスは少し入れ込むことはできたので、講義としての体裁はとれたと思う。

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【ぐろーかる日記】香港が香港であり続けることを信じる

ここ数日、香港のことをずっと考えていた。香港がどうなってしまうのか、答えのない問いについて考えていた。頭が痛くなった。

初めて香港へ行ったのは、大学を卒業して数年後だった。大学時代の恩師やゼミの仲間たちと一緒に、油麻池のYMCAに泊まり、地下鉄に乗りまくって、九龍地区も香港島も、あちこち歩き回った。よく歩き、よく食べた。

近代的なネイザンロードを一歩入った女人街の賑わい。その雑踏の中で、ミカン箱に座って、釣り下がった蛇の皮を主人が手際よく裂いてパッパッと鍋に入れた蛇肉のスープ、体の芯から温まった。女人街からさらに裏の路地へ入ると、夜の灯りが小さくなり、薄暗いなかで歌を歌う人や大道芸人が、誰もいないなかで芸を披露していた。

銅鑼湾から湾仔へ向かう大通りから山側に一つ入ると、そこは生活の匂いのする空間。高齢の方々しか見えない飲茶屋でとびきり美味しい点心を味わい、立ち並ぶ店という店に吸い寄せられそうになった。ヴィクトリアピークから見た香港の夜景、わずか数分の特別な風情を味わったスターフェリー。日曜日の中環(セントラル)の公園で出会ったたくさんのフィリピンからの出稼ぎ労働者。船で渡った長州島は、きっと昔の香港はこんな港町だったと想像できるような別空間だった。

これらは、今から35年前の私の記憶の香港のイメージである。その後も、数回、香港を訪れたが、やはり飲茶を味わい、エッグタルトを探し、時間さえあれば食べ歩き。書店へ行くのも楽しみだった。

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【ぐろーかる日記】国が民を優劣で選別するのは憲法違反

民主主義を標榜する国家が国民を優劣で選別する。日本は、そんな国家だった。そして、もしかすると、今もそんな国家なのかもしれない。

戦後日本に、優生保護法という法律が存在した。優生保護法とは、優生学的断種手術、中絶、避妊を合法化した法律で、1948年から1996年まで存在した。制定の背景には、戦後の治安組織の喪失・混乱や復員による過剰人口問題、強姦による望まぬ妊娠の問題があったという。

そのなかには、不良な子孫の出生防止にかかわる条項というものがあり、1996年に優生保護法が廃止されるまで存在した。

今日(6/30)、かつて、不良ということで、本人の知らぬ間に断種手術を受けた男性らが国を相手に訴えた裁判の判決が東京地裁であった。東京地裁は、旧優生保護法下の強制的な手術について違憲性を指摘したものの、不法行為である手術から20年以上経過して民法上の賠償請求権が時効になっているとして、国への賠償請求を退けた。

原告の当該男性はすでに70代となり、人生の大半を不遇なままに暮らさざるを得なかった。国家によって「不良国民」と烙印を押され、本人の同意なしに手術を施された彼のこれまでの人生と人権は、取り戻せなかった。

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【ぐろーかる日記】「よりどりインドネシア」月例オフ会(6/27)開催報告

初めての試みとして、6月27日(土)日本時間午後2時から、情報ウェブマガジン「よりどりインドネシア」の購読者を対象としたオンラインでのオフ会を開催し、無事に終了しました。

15名から申し込みがあり、13名が参加しました。まず、私からオフ会の趣旨説明をした後、参加者の自己紹介を行いました。今回の13名のうち、インドネシア在住者が8名、日本在住者が5名でした。13名のなかに「よりどりインドネシア」の執筆者が3名含まれます。

参加者のお一人からご提供いただいた写真(鮮明度を落としています)

参加者の興味は、歴史、芸能、ビジネス、バティック、社会福祉など様々で、各自の自己紹介の後に参加者どうしでの質問コーナーを設けたのですが、これがけっこう盛り上がりました。

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【ぐろーかる日記】3年目最後の「よりどりインドネシア」第72号発行、執筆者を大募集中

6月22日に発行した「よりどりインドネシア」第72号は、最初に発行してから3年目の最終版です。今回は、原稿5本、全44ページと盛りだくさんの内容になりました。

第72号の内容は以下のとおりです。

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【ぐろーかる日記】インドネシアで自転車に乗っていた

新型コロナウィルス感染拡大のなかで、混雑する電車やバスを避けて、自転車で通学・通勤する人が増えている、というような話を聞きます。世界中で、ちょっとした自転車ブームが起こっているとか、いないとか。

日本で自転車というと、すぐに思いつくのはママチャリでしょうか。電動のママチャリもよく見かけるようになりました。近所へお買い物に出かけるときなど、気軽に乗れる乗り物としてのママチャリが、一般的な日本で想定される自転車だと思います。

私も、福島での移動ではママチャリを愛用しています。東京では、27インチのややスポーツ系の自転車に乗っています。

スポーツ系といえば、昔、子供の頃は、方向指示器やフォグランプの付いたスポーツ系の自転車がよく売られていて、ああいうの欲しいなあと思ったものでした。

実は、インドネシアでも、マカッサルにいるときには自転車に乗っていました。日本の感覚で、買ったのはママチャリを少し進化させたややスポーツ系の軽快車。ギヤチェンジが3段階ぐらいのものでした(下写真)。

しばらく軽快車に乗った後、友人から「交換してほしい」といわれて、後輪に泥除けの付いていない白いスポーツ系の自転車に変わりました。

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