よりどりインドネシア第77号(2020年9月7日発行)
▼オイルパーム農園開発と闘う慣習法社会~中カリマンタン州キニパンの土地紛争~(松井和久)
⇒農園開発が進むなかで慣習法社会の存立は益々厳しくなっています。中カリマンタン州で起きたある事件を通して両者の対立の背景と解決の難しさについて考察しました。
▼ラサ・サヤン(9)~もし〇〇ならば、あなたはインドネシア人かも~(石川礼子)
⇒石川さんは今回、インドネシア人の特徴を色々な人がどんなふうに取り上げているかを豊富な例で示しました。石川さん個人の思うインドネシア人の特徴もあるあるの世界で納得です。
▼往復書簡-インドネシア映画縦横無尽 第4信:地方舞台の映画の意義(横山裕一)
⇒インドネシア映画往復書簡の4回目は、横山さんが地方を舞台とした映画の魅力について語ります。撮る側と撮られる側の関係を考えることでより深く楽しむことができるような気がします。
▼モフタル事件再考~900人余のロームシャはなぜ死んだのか~(松井和久)
⇒日本軍政期に起こったロームシャの大量死とモフタル事件。新説を提示した英文書のインドネシア語版が9月に発刊されます。限られた情報から何が起こっていたのか、松井が推理しました。