9月12日スラバヤで講演
下記のとおり、スラバヤでのジェトロ中小企業セミナー(無料)において、ジェトロ中小企業海外展開現地支援プラットフォーム・コーディネーターとして、「ジョコウィ時代の到来と地方経済・投資環境の行方」と題する講演を行います。よろしければ、是非ご参集ください。
とき:2014年9月12日(金)14:30〜17:30
ところ:JWマリオット・スラバヤ
定員:40名
下記のとおり、スラバヤでのジェトロ中小企業セミナー(無料)において、ジェトロ中小企業海外展開現地支援プラットフォーム・コーディネーターとして、「ジョコウィ時代の到来と地方経済・投資環境の行方」と題する講演を行います。よろしければ、是非ご参集ください。
とき:2014年9月12日(金)14:30〜17:30
ところ:JWマリオット・スラバヤ
定員:40名
スマランへ出張に行った際、たまたまクドゥスへも足を運んだ。クドゥスは、先般の大雨で川が氾濫し、川沿いから町中へかけて大洪水となり、道路が寸断された。筆者が行った時には、ちょうど、洪水でガタガタになった幹線道路の改修工事が行われていた。
ところで、クドゥスといえば、やはり食べなければならないのがソト・クドゥス。茶色っぽいスープに鶏肉の入った、ご飯との相性バッチリのソト・クドゥスは、ソトが大好きな自分の中では最も好きなインドネシア料理である。
ところが、運転手くんは、前日にスマランでソト・アヤム・バンゴンを食べたからという理由で、オポール・アヤムの店へ連れて行かれた。この店もクドゥスでは有名だそうで、特徴は、丸ごとの鶏肉ではなく、細かく切った鶏肉の上からココナッツミルクのソースがかかっていることである。
なんと、スプーンの代わりなのである。これでナシ・オポールをすくって食べる。これもなかなか乙なものであった。通常のオポールのようなこってり感はなく、あっさりした美味しいオポールだった。
しかし、やはり本場のソト・クドゥスを食べずに、クドゥスを離れるのは惜しい。そこで、ランチ第2弾、ソト・クドゥスを食べにもう1軒立ち寄ることにした。
この続きは次回。
12月20〜22日、インドネシアへインターンで来ている日本人大学生2名を引き連れて、マカッサルで食べ歩きツアーを行なった。以下は、この3日間で何を食べたかの記録である。
<12月20日(金)>
1.Kios Lompobattangにて、肉まん(大)(Bakpao Besar)と豆乳(Air Tahu)
2.Kios Donaldにて、肉団子各種入りスープ(Baso Campur)とアイスティー
3.Mie Titiにて、揚げ焼きそば(小)(Mie Titi Kecil)
<12月21日(土)>
4.ホテルの朝食で、ナシゴレン(Nasi Goreng)
5.Coto Nusantaraにて、地元特製の臓物入り牛肉スープのチョト・マカッサル(Coto Makassar Campur)
6.タカラール県ガレソン地区での友人の結婚披露宴で昼食
7.Kios Bravoにて、マカッサル風サモサ(Jalan Kote)、春巻(Lumpia)、緑バナナかき氷(Es Pisang Hijau)
8.Restaurant Surya Super Crabにて、スーパーキング・マングローブ蟹(Kepiting Bakau Super King / Saus Padang & Lada Hitam)、ナマコの炒め物(Cah Haison dan Sayur)、ブロッコリーとマテ貝の炒め物(Cah Blokkori & Sea Cucumber)、ハタの蒸し魚(Ikan Sunu Tim)、イカ唐揚げ(Cumi-cumi Goreng Tepung)、笹かまぼこ(Otak-Otak)など
<12月22日(日)>
9.ホテルの朝食で、鶏お粥(Bubur Ayam)
10.Jl. Lombokの麺屋にて、ワンタン麺(小)(Mie Pangsit Kecil)
11.Jl. LombokのKios Irianにて、肉団子各種入りスープ(Nyuknyang Campur)
12.Restaurant Nelayanにて、焼き魚2種(辛いソース・甘いソース)(Ikan Bakar Rica-Rica & Saus Palape)、マカッサル名物黄色い辛酸味魚スープ(Palmara Bandeng)、塩魚ともやしの炒め物(Cah Toge dan Ikan Asin)、オランダ茄子ジュース(Jus Terong Belanda)など
13.Cafe Mamaにて、ココビーン・アイス+アイスクリーム乗せ(Coco Bean Ice + Icecream)
14.出発便が2時間以上遅れたので配られたまずい弁当
わずかの滞在だったため、Sop Saudara、Sop Konro、Nasi Goreng Merahなどの重要なマカッサル名物を今回食べるには至らなかった。
今回も改めて感じたが、マカッサルの食べ物には勢いがある。「食べくれ!」と食べ物の側から強く訴えられているような印象を持つほどの勢いである。その勢いのおかげで、自分も元気になっていくような気がする。実際、以前、マカッサルにいたとき、食べ物の持つ勢いに何度も助けられた。荒っぽさというよりは勢い、である。
美味しいものを存分に食べて元気になる。そんな場所がマカッサルだと確信している。マカッサルの勢いのある食べ物で、みんなに元気になって欲しい。
マカッサル食べ歩きツアー、参加希望者はいつでもお気軽にご連絡を。次回はいつになるかな? (マナド食べ歩きツアーも可、です)
日系企業で働くインドネシア人スタッフは、日本や日本人や日本企業に対してどんな意識を持っているのか。その本音の部分を知ることで、日本側とインドネシア側とのコミュニケーションが大きく改善することが期待できます。
そこで、下記のセミナーを10月9日に開催予定です。私が講師を務めます。ふるって、ご参加ください。
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日本人経営者のための
ワークショップジャパン・フィードバックセミナー
JACインドネシアでは、日系企業で働くインドネシア人管理職・マネージャーを対象に、日系企業内でのコミュニケーション能力を高めるための「ワークショップ・ジャパン」を開催してきました。
「ワークショップ・ジャパン」では、参加者間の討論や経験交流を通じ、親密なコミュニケーションを実現するためにインドネシア側・日本側双方がどのような努力が必要かを考えてきました。そのなかで、インドネシア人側の日本人経営者に対する見方や態度の本音の部分が明らかになり、それを日本人側へフィードバックする必要性を感じました。
本セミナーでは、インドネシア人側が持つ日本人や日系企業へのイメージを示した後、ワークショップ・ジャパンで出された具体的なミスコミュニケーションの事例を取り上げ、インドネシア人側と日本人側との認識の相違を考えます。そして、インドネシア人側から出された日本人経営者側への改善提案をもとに、両者間の良好なコミュニケーションの作り方について、参加者と一緒に考えていきます。皆様のご参加をお待ちしております。
講師 : 松井和久(JACシニアアソシエイト)
日時 : 2013年10月9日(水)17:00 – 19:00(受付開始 16:30)
場所 : スカイビジネスセンター
Menara Cakrawala 19th Floor., Jl. M.H. Thamrin No.9, Jakarta
参加費: 500,000 ルピア + VAT 10 %
定員: 30名(定員になり次第、締め切らせていただきます)
お申し込み方法: 下記をご記入の上、メールにてお申し込みください。
1)会社名 2)氏名および役職 3)メールアドレス 4)電話番号(できれば携帯番号)
申込先: JACビジネスセンター(担当:田巻) tamaki@jac-bc.co.id または松井(matsui01@gmail.com)まで
なお、当日は、9:30〜16:30に同じ会場で、日系企業で働くインドネシア人スタッフを対象としたコミュニケーション能力養成ワークショップ「ワークショップ・ジャパン」も開催します。参加ご希望のインドネシア人スタッフがおりましたら、上記と同じ要領で、JACビジネスセンター(担当:タタ) tata@jac-bc.co.id または松井(matsui01@gmail.com)までお申し込みください。
本日(9月4日)より、所属先との契約関係を変更しました。基本的に、社員というよりも協力者(アソシエイト)という相対的にゆるいステータスへ変更となりました。
身分や収入はこれまでよりもやや不安定になりますが、自分をより主体化させて動くことができるようになります。私自身の名前で仕事をしていく、という要素が強くできるようになり、所属先を通さずに、直接、仕事を受けることも可能になりました。
これに伴い、これまで使ってきた所属先の名前でのメールアドレス(matsui@jac-bc.co.id)は使用しないことになりました。今後は、matsui01@gmail.com で一本化していきますので、何かあればこちらへご連絡いただければ幸いです。
やりたいことは色々あります。そして、ブログ、ツイッター、フェイスブックなどを通じた発信は、積極的に行っていきたいと思っています。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
先週に引き続き、9月1〜2日はジャカルタへ出かける。そのための航空チケットをインターネットで購入した。
今回はCITILINK、必要事項の記入を終えて、支払の段。支払い方法はデビットカード、ワンクリック・デビット、ATMなどのほかに、アルファマートで支払、というのがあった。そこで、試しにアルファマートへ行って、チケット代を支払ってきた。
アルファマートのカウンターで予約コードを伝えると、店員が端末で確認し、プリンターで領収証をプリントアウトしてくれる。今回は、端末がなかなかネットワークとつながらない様子で、10分ぐらい待たされたが、ちゃんと領収証が印刷された。
日本のコンビニのような、様々なチケットが買える統合端末はまだ導入されておらず、CITILINK単独の端末であった。
ただし、CITILINKの航空チケットは、インターネットでまずブッキングして、支払のみがアルファマートで可能、という形である。
インドネシアでも、コンビニで電気料金や航空チケット代金が払える時代が来た。これから数年で、コンビニでのこうした利便性が急速に発展すると、コンビニ自体が一気に全国へ広がるような予感がした。
しかし、コンビニの発展は、伝統的な市場(パサール)が衰退へ向かう兆候でもある。この点については、また別に考えてみたい。
先ほど、夕方、あるメディアの記者から電話があり、ある事柄についてコメントを求められた。コメントを求められた内容については、隠す必要はないが、今回のブログの中身に直接関係はないので省略する。
来客の接待中ではあったが、電話の記者に対して、いつもの通り、自分の考えをできるだけ丁寧に分かりやすく話をするよう努めた。私の名前を出して記事にするかもしれない、ということなので、「その場合には知らせて欲しい」と伝えて、会話を終えた。
その後しばらくして、別の来客と夕食中に、再び同じ記者から電話をもらった。先ほど話した内容の確認をしたいようだったので、再度、自分の考えを話した。先方の話しぶりからして、正確に理解しているかどうか不安に思いながらも、話を続けた。「何なら、私がコメントを自分で書きますか」とまで話したが、それは断られた。
話の途中で、「記事にする前に、私の話が正しく伝わっているかどうか確認させてもらえないだろうか」と丁重にお願いしたところ、記者は「それはできない」ときっぱり答えた。「記事にする前に、外部者に介入をされるのは困る」という理由のようだった。情報を提供した私が外部者だと?
「では誰が話の内容が正しいかどうかを判断するのですか」と聞くと、記者は「それは自分だ。自分が正しく書く」という。そして、「いやなら、名前は出しませんから」とも言われ・・・、ここでキレた。
記者はきっと私の話した内容を忠実に書いてくれるだろうとは思いたい。
しかし、私には、過去に苦い経験がある。
以前、南スラウェシ州政府のアドバイザーをしていたときに、ある内容について新聞記者からコメントを求められた。何度も念を押して、同じ内容を繰り返して、記事にする前に内容を確認させてもらえることも確認した。しかし、内容確認の連絡はなかった。
翌日、その新聞を見てびっくりした。私が何度も確認した内容とは全く異なる内容が記載されている。記者の想像力のすごさに感心してしまうほどだ。そして、私のインタビュー記事の隣には、私のカウンターパートである政府高官のインタビュー記事も載っていた。この二つの記事の見出しが、カウンターパートの政府高官と政府のために働く私の見解とが、真っ向から反対するような見出しになっていた。
私は政府高官と会い、事情を説明し、私と彼との見解が基本的に同じであることを確認したうえで、その新聞記者と編集担当者のところへ出向き、強く抗議した。実際に私とインタビューした記者は面会を避け、編集担当者は「すべては正しい手続に則って取材は行われ、自分たちの過ちはない」の一点張り。
幸い、南スラウェシ州政府側は事情を十分に理解してくださり、大きな問題となることはなかったが、私がカウンターパートと反対の意見を持っていると思い込んでしまった方々もいたに違いない。
話を戻して、「私の話が正しく伝わっているかどうかを私自身が検証する」ことは、私が記者の報道の自由を侵すことなのだろうか。なぜ、私が話したことが正しいかどうかを、私本人ではなく記者が正しいと判断できるのだろうか。これは、記者の横暴以外の何物でもないのではないだろうか。
私からお願いして書いてもらうのではない。記者が勝手に私に電話をしてきて、取材協力を頼み、こちらは時間をとって、誠実に話をしただけである。私がその内容を確かめることが、記者の報道の自由を侵す「外部者」の介入になるのか。しかも、それがいやなら私の名前は出さない、とまで言われた。いったい、何様のつもりなのか。
情報提供者に対する誠意というものが、この記者にはないのだろうか。いや、もしかすると、こんな私を「うざい奴」と陰でせせら笑って馬鹿にしているかもしれない、なんて思ってしまうような対応だった。
勘違いしてはいけない。その記者は、メディアはペンで世の中を変えられる、一種の権力を持っている、と思っているのかもしれない。しかし、それは、「事実に基づいているかどうか」を謙虚に情報源へ確認することをせずに、どんな話でも自分で好きなように作ることができるのだ、ということではないはずだ。
明日の当該メディアに、その記者の記事は載るのかもしれない。自分で深く調べることもせず、電話一本で気軽に、私から聞いた話を適当につまみ食いした内容の記事。もし万が一、私の名前が出るなら、正しい内容であって欲しいと祈るほかはない。
それでも、私は何か間違ったことを言っているだろうか。
かつて、同じメディアの別の記者は、記事を書く前に何度も内容を確認するための電話をしてきて、私がそれでいいという判断をしたうえで、記事にしてくれていた。私の思いまで入れ込んだ、素晴らしい記事を何度か書いてくれた。その記者は、今はそのメディアにはいない。
メディアという「権力」との戦い、というにはあまりにも些細な話ではある。
国際収支の悪化、外貨準備の減少、通貨ルピアの下落という状況に加えて、直接投資や国内民間消費の伸びにも昨年ほどの勢いがなくなり、インドネシア経済は減速気味の気配である。
2012年10月1日から、毎週月曜日、「インドネシア情報ニュースレター」(日本語)を発行し、購読希望者のメールアドレスへ送信しています。私が今、籍を置いているJACビジネスセンターの名前で発行しています。
このニュースレターは、発行前の1週間に何が起こったかをインドネシア語新聞記事から拾い、それを日誌風にまとめたものをベースにし、日本語で表記しています。加えて、私の政治経済に関するコラム、統計などの重要情報があればそれも含めています。
ニュースレターの発行を始めてから、週末の土日のうちの1日(多くは日曜日)はこの作成作業に費やされてしまいます。月曜日に必ず送付しなければならないので、逆算して計算しながら、インドネシア語新聞を読む時間を作っているのですが、おかげで、毎週月曜日はとても眠いのです。
このニュースレターは無料で発行してきましたが、先の6月から有料化しました。現在は、購読者のアドレスへPDFファイルでお送りしています。
ニュースレターの購読申込み方法ですが、ウェブサイト上にてPayPalで簡単に申し込めるようになりました。購読希望者は、以下のサイト(英語)から申し込んでいただければ幸いです。
購読を申し込まれた方は、恐れ入りますが、私のメールアドレスまでご一報いただければ幸いです。
参考までに、以下に、インドネシア情報ニュースレターの「見本」(2013年6月10日号)をお見せします。このようなニュースレターを毎週、発行しています。多くの方にご購読いただけますよう、よろしくお願いいたします。
項目
|
単位
|
2013-1
|
2013-2
|
2013-3
|
2013-4
|
2013-5
|
輸出
|
100万㌦
|
15,375.5
|
15,015.6
|
15,024.6
|
14,697.8
|
|
輸入
|
100万㌦
|
15,450.2
|
15,313.3
|
14,877.1
|
16,314.2
|
|
貿易収支
|
100万㌦
|
-74.7
|
-297.7
|
147.5
|
-1,616.4
|
|
インフレ率
|
前年同期比%
|
4.57
|
5.31
|
5.90
|
5.57
|
5.47
|
今、成田空港にいる。休暇帰国を終え、台北で友人と食べ歩きしてから、明日夜着でスラバヤへ戻る。でも、何となく、休めなかった休暇帰国について反省し、自分に対してとても不満な気持ちを感じている。これを自分にぶつけるとどうなってしまうのか。
休暇にもかかわらず、先週は講演を三本も入れてしまった。その後、福島の実家へ一人で帰省。45年ぶりの再会もあり、亡き父の墓参りも果たし、それなりの充実感はあったのだが、東京の家族と一緒にいられたのは、結局、わずか3〜4日。ずっと離れ離れで毎日を暮らしているのに、自分はいったい何をしているのだろう。
東京で家族と一緒にいる間にも、原稿を数本書き、来週の原稿締切4本の準備が結局何もできなかった。何もかも忘れて、100%全部休み、にはできなかった。それは自分のせいなのだから、そんなことを言っても仕方ないのだが、だからこそ、自分自身に対して怒りが収まらない。
このムラムラとした自分への怒りの持って行き場所は、自分へしかない。なんでこんなことをやっているのだろうか。
家族との時間もうまく生かせない、自分の仕事もうまく終わらせられない。パッションの標的が拡散して、それがすべてうまくやれない自分が無能に思えてくる。すべては自己責任、という冷たい声が、自分からも、他人からも聞こえてきそうだ。
あーあ、こんなことをブログに書いてしまって、そんな自分にも嫌気を感じてしまう。
仕事の数を整理して、本当に納得の行くものに絞るべきなのだろう。オンとオフのメリハリをもっと上手に付けなければ、結局は、怒りの矛先が自分へと向かってしまう。
次回こそは、本当に何もかも忘れて、ゆっくり休みたい。本当は、一年ぐらい、何もせずに受電期間にしたほうがいいかもしれない、とまで思い始めている。また、家族に負担をかけてしまうな。
読者の皆様、こんな愚痴ブログになってしまって、本当に申し訳ありません。いつもいつも、ハイでいられる訳ではないです。
さあ、台北行きに搭乗。食べ歩きが楽しみではある。
8月3日夜にスラバヤを出て、台湾・台中で食べ歩きした後、5日に帰国。6日に大阪で講演、7日に名古屋で講演、そして8日に東京で講演。休暇帰国なのに、仕事を入れてしまった。
なかなか依頼を断れない自分が嫌になる。かといって、収入の多い仕事を優先、という割り切りもできない。でも、ようやく、今日9日になって、少し「休み」という気分を味わい始められた。
これから、福島の実家に行き、母や弟たちと会う。でも、締切の近い原稿を2本(1本はすでに締切なのだが)、抱えていかなければならない。完全休暇になかなかなれない。
これからのことをいろいろと考え続けている。徐々に、自分が望んできた方向へ進んでいると感じてはいるものの、まだ不確かなものが多々ある。相変わらず離れて暮らす家族のことももちろん考えなければならない。
自分は何をしていくのか。そして何ができるのか。
一つ言えることは、自分をしっかりと持ったうえで、前を向き、前へ進んでいくということ。これまでやってきたこと、今やっていること、これからやっていくことが、つながっていくということ。いや、つなげていくということ。
今回は当初、気仙沼や石巻へ行かなければと思っていたのだが、諸般の事情で行けなくなった。たとえ駆け足であっても、自分の目と耳でしっかりと現場を見に行かなければと思っていたが、実家の福島へ行くことを最優先することになった。
違うのだ。今のようにではなく、毎年、きちんと東北の現場を歩けるような時間をしっかりとれるような仕事を、これから組み立てていかなければならないのだ。インドネシアも、日本も、アフリカも、限られた時間の中でうまく関われるように、自分の仕事のやり方を組み立て直していかなければならないのだ。
まだ欲張れる。欲張っていける。
8月4日、帰国前に立ち寄った台中で、台中在住の友人と食べ歩きをした。というか、結局、台中に1日いて、食べ歩きしかしなかった。
何を食べたかについては、以下を参照してほしい。
アジアでは、いろんな場面で、食べものに救われている面がある。
さあ、今日は日本へ。
2日に1回更新が目標のこのブログも、しばし間が空いてしまった。日本に帰国中で、東京の自宅にいると、やはり自宅で家族と一緒にいるということが、生活のリズムを変えることになるのだと感じる。日頃、一緒にいないことの後ろめたさもあり、ついつい家族と一緒の時間を求めてしまったりする。
それでも、原稿の締切や講演の時間は容赦なくやってくる。インドネシアで一人でいるときよりも、もっと上手に時間を使わないと、すべてをうまくやり抜けていけない。本当は、完全な休みを作って、もっとメリハリをつけたほうがよいのだが、なかなかそうはいかなくて困っている。
先日も、ある連載の担当者が休みを取るというので、2本分をまとめて事前に提出してほしいとの連絡があった。私だって、休みなので休載してほしいと言えばよいのだろうが、連載という性格上、なかなかそうも言えない部分があり、8月の休暇帰国中も結局、原稿も講演も通常通り行うことになってしまった。
明日は東京で朝10時から夜6時まで立て続けにアポが入り、その足で新幹線に乗って広島へ向かう。新幹線の中でゆっくり休みたいところだが、金曜締切の原稿2本や上記の事前に出す原稿2本の構想をまとめる必要がある。
おっと、その前に、明日に1日締切を延ばしてもらった連載原稿にこれから取りかからなければ。
こうした合間を縫って、3連休最後の今日は妻とインド映画「きっと、うまくいく」を観に行ってきた。この作品は、コメディータッチではあるが、本質的な部分をじっくりと考えさせるとても良い映画だった。
そして、この映画の最も重要なセリフを口ずさむ。アール・イズ・ウェル!アール・イズ・ウェル!と。