クエティアウを食べながら、思わずハッとしたわけ

今回は、チームで一緒に夕食をとる日々です。今日の夜は、スラバヤの大手水産会社の重役L氏からのご招待がありました。

「道端の庶民的な食堂でクエティアウ(米粉で作った平たい麺)を食べよう」という話で、チームリーダーは、「ビールは多分ないだろうな」と少し落胆気味でした。今日はクエティアウを食べて、早々に引き上げるものとチームメンバーは思っていました。

L氏の指定した店に着くと、たしかに庶民的な飾り気のない食堂でしたが、道端の屋台のような場所とは違いました。

以前、スラバヤに住んでいるときに、こういう雰囲気の店でよく一人で夕飯を食べたよな、けっこう同じような雰囲気の店ってあるもんだな、よく行ったあの店はもうどこかへ移ってしまったな、などといい気分で過ごしていました。

「ここは、クエティアウとカエルと鳩がうまいんだ」とご満悦のL氏がどんどん注文していきます。L氏は気を利かせて、ビールも持ち込んでくれていました。チームリーダーは大喜びです。

あんかけクエティアウが出てきました。うーん、美味い。

そして、クエティアウを食べながら、ハッと気がつきました。もしかして・・・。

そう、昔よく行った、あの店だったんだ、と思い出しました。スラバヤの以前の自宅のすぐそばにあり、毎週のように食べに行ったDepot Purnama。

やっぱり!たしかに同じ名前の店です。

給仕のおねえさんがチラチラ私を見ています。声をかけると、もちろん覚えていると。調理場にはオーナーの親父さんがいて、すぐに私だと分かりました。

スラバヤに住んでいてくたびれたときに、Depot PurnamaのNasi Cap Cai Babi(豚肉入り中華飯)に何度救われたことか、数え切れません。これを食べると、不思議なことに元気になるのです。豚肉入り八宝菜とご飯の間に目玉焼きが敷かれていて、具の腸詰めや臓物の美味しかったこと。

そして、L氏との面会が初めてでないことも分かりました。3年前、彼ら一族の集まりになぜか招かれたとき、その集まりの主催者が彼で、挨拶をしていたのです。そして、共通の知人の名前が何人か出てきました。そして「趣味は食べること!」と一緒に叫んで、盛り上がりました。

L氏はまだまだ注文を続けます。カエルの唐揚げ、カエルの豆醤スープ、Cap Cai、炒めクエティアウ、焼きそば、ナシゴレン・・・。

Depot Purnamaは、私のスラバヤでの大切な場所の一つであり続けているのでした。

焼きそばも美味しかった!

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