Bijiという名のお店を訪ねてみた
福島市内には、どのぐらいインドネシアと関わりを持つ人々がいるのだろうか、と思って、気になる店や場所や人を探し始めました。
昨年10月、福島市で初めてのインドネシア・フェスティバルが開催されたときに、何人かのインドネシアの方と結婚して市内に住んでいる方にお会いしました。そんな、インドネシアと関わりを持つ方々とも知り合いになれたら、と思った次第です。
今日は、Bijiという名前のお店を訪ねました。
Bijiというインドネシア語の意味は、種、粒、といった感じでしょうか。
お店の方に、どうしてBijiという名前を付けたのか、訊いてみました。
すると、このお店にあるモノを買っていただき、種から草花が育っていくように、大事に大切にそのモノを使っていいものへ育てていってほしい、という願いを込めて、Bijiという名前を付けたのだそうです。
店内には、ちょっと個性的でしゃれた小物や家具が置かれていて、しかもその各々が作者によってきちんとつくられたモノたちでした。モノに込められた作者の思いやモノが造られるまでのストーリーが聞こえてくるような、そんなモノたちでした。
インドネシアのモノは家具で、旦那さんが定期的に買い付けに行かれるそうです。
創業は2005年。こんなお店がもう15年も福島市内にあったなんて、恥ずかしながら、気がつきませんでした。
ただ、お店の方は、昨年10月のインドネシア・フェスティバルのことはご存じなかったのでした。また、福島市内に居住するインドネシア人の方々ともお付き合いはまだないとのことでした。
福島市だけではないのでしょうが、インドネシアと関わった日本人の方と、技能実習生などで来ているインドネシア人の方とが、同じ福島市という比較的こじんまりした空間に居ながら、それぞれが違う世界にいる、という状況なのだと改めて認識しました。
それなら、両者をつなげてみようかな、と思いました。何が起こるかは分からないけれども。つなげることで、もう少し楽しい空間や時間が生まれるような気がします。