中アチェ県への出張(2020年2月17~23日)

JICA草の根協力(地方活性化)事業の一環で、インドネシアのスマトラ島にある中アチェ県を訪問しました。このプロジェクトは、農産物として地元の柑橘類を対象に、栽培、加工、マーケティングを統合した6次産業化の促進を図るものです。中アチェ県からは2人の若者が高知県越知町へ派遣され、岡林農園で6次産業化についての実地研修を続けています。

今回は、中アチェ県政府、柑橘類農家、若手起業家とともに、3者の統合と連携による6次産業化を実現するための戦略について話し合う、2日間のワークショップを行いました。

そして、中アチェ県政府は、柑橘類農民や若手起業家を含めた、6次産業化のためのタスクフォースを彼ら自身のイニシアティブで立ち上げ、具体的な6次産業化戦略とアクションプランづくりに着手することを決定しました。

このようなセクター横断的なタスクフォースの設立は、縦割り行政が一般的なインドネシアでは珍しいケースだと思います。この中アチェ県のケースが、インドネシアにおいて、農産物生産・加工・販売を統合的に捉えた支援政策を実現する、新しい動きにつながることを願っています。

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