植樹ツアーの説明会でモンゴル料理を堪能

1月18日は、昼間、知人が関わっているイベントに出かけた。彼らは、4月18~22日に「内モンゴルの植樹と砂漠、食文化を訪ねる旅」というのを企画しており、その説明会があったのである。

これは、植樹に携わる団体「地球緑化クラブ」と、乾物を通じて世界平和に貢献することを目指す団体「DRY and PEACE」が、ピース・イン・ツアーと一緒に実施するツアーである。植樹だけでなく、食文化の探求にも力を入れており、このツアーに来ないとまずお目にかかれないような、内モンゴル料理が目白押しの様子である。

ツアーの紹介と申込みは、以下のサイトを参照して欲しい。
https://www.pitt.jp/study/tour/detail.php?tour_code=STP-59

もっとも、私自身は、ツアーの説明よりも、説明会の会場であるモンゴル料理店「シリンゴル」での料理のほうに大いなる興味があった。そして、次から次へと出される料理に、その興味は十分満たされたのである。

肉、肉、肉、のっけから、羊肉づくし。この羊肉は臭みがなく、歯ごたえも柔らかい。肉本来の味を十分に楽しめた。

続いて、水餃子と羊肉の蒸し饅頭。豚肉とはまた違った、羊肉の味わいを堪能した。

締めは、やはり麺。羊肉のダシの効いたスープが、肌寒い日の体を芯から温めてくれる。

デザートは、羊の油で揚げた饅頭。真ん中に置かれたコンデンスミルクをたっぷりつけて食べた。

そして、極めつけは、馬頭琴の生演奏。厨房で料理を作っていた料理人の方が、実は日本でもう30年以上プロの馬頭琴奏者として活躍されている方だった。馬頭琴の生演奏は、「シリンゴル」の売り物の一つ。4曲演奏していただいたが、圧巻の生演奏だった。

実は数年前、DRY and PEACEの主宰者である知人から、この同じ内モンゴルでの植樹ツアーに誘われたことがあった。ともかく、まだ行ったことがないところなので、単純に行ってみたいと思ったのだが、もう一つ、惹かれる理由があった。

それは、亡き父の活動との関係でである。父は生前、教職を定年より数年早く辞めてから、福島で民間ユネスコ活動に関わっていた。その活動の一つの成果が、内モンゴルに学校を作ったことだった。好奇心からでしかないのだが、その学校を、学校のあるところ、父が行ったことがあって私がまだ行ったことのない内モンゴルへ行ってみたいと思ったのである。

今から思えば、学校を作ることがどれほど本当にその場所の人々にとって重要だったのか分からないし、もしかしたら、世界の人々の役に立ちたいと思っていた父たちの自己満足に近い部分もあったかもしれない。でも、それでも良かったと思いたいし、今、そこがどうなっているのか、興味津々なのである。

結局、前回誘われたときは、人が集まらずに、ツアーは中止せざるかったと記憶している。今回は、この説明会に20人ぐらいが集まったことからして、おそらく実施されることだろう。

ただ、ちょうどツアーが実施される4月半ばには、ほかにもいくつか予定が入る可能性があり、まだ参加するどうかを決められない。植樹もそうだが、やはり内モンゴル料理の誘引力が半端ではない。たぶん、それなりに難しい決断を迫られることになる。