あたりまえであることが奇跡。8年目。

毎年、3月11日がやってくる。そして、今年もこの日を迎えた。

人生が、あの日を機に、大きく変わった。そして、変わり続けている。

あたりまえのことが、一瞬にして消える、という経験。

大切なものは、いつ何時、消えてしまうかもしれないという気持ち。

明日はないかもしれない、と思いながら、

瞬間瞬間を、懸命に生きていこうと誓った

何も高望みはしない、ただただ、存在していてほしい。ほしかった。

そう願った。

でも、そんなことさえ、

日常が続くなかで、忘れてしまいそうな自分。

忘れてしまいそうな自分にさえも、気がつかない日々。

喜び、怒り、哀しみ、楽しむ。

成功、失敗。歓喜、失意。

その日々のあたりまえのひとつひとつが、大切だと気づきなおせる日。

生きること、生きていることに謙虚になる日。

3月11日。

あたりまえであることが奇跡。

生きていることが奇跡。

あの日が最期となられた方々のことを思い、

もっともっと深く生きていく。
あたりまえを生きる。奇跡を生きる。
深く生きる。
ただ、それだけ。それが、重い。

2019.3.11 ジャカルタにて

2011年3月9日。インドネシア商工会議所の方々の日本での研修のまとめの議論を行っていた。

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