今回の申告は郵送で完了

今年も法人税の確定申告の季節が来ました。会計年度を4~3月としているので、期限は5月末(今回は土日の関係で6月1日まで)です。

弊社(松井グローカル合同会社)は、福島市に設立したので、当然、法人税、県民法人税、市民税は、福島税務署、福島県県北地方振興局、福島市役所へ申告する必要があります。
私は、自宅のある東京と事務所のある福島を行き来するという仕事の形を模索してきました。2拠点での活動です(インドネシアも含めると3拠点?)。
例年はこの時期、福島市に居て、すべて処理してきました。書類を整えれば、福島市の旧市内が小さいので、3つの役所を自転車で半日かからずにまわって済ませることができました。
福島市の弊社の事務所と同じ敷地内にある古民家「佐藤家住宅」。
3月半ばに訪れて以来、事務所へは行けない状態です。
でも今年は、新型コロナの影響で、東京から福島へ行けなくなってしまいました。
福島に行ったとしても、2週間はホテル等(実家でもいいのかもしれないが)に籠って経過観察しなければならない、という話でした。また、弊社は、同じ敷地内に高齢者施設があることもあり、先方から来訪しないことを求められてもいました。
法人税の申告書類を作成する際には、前年の書類を参考にするのですが、それらの書類はすべて事務所に置いてありました。これは困った。税理士を使わず、自分で作成しているので、前年の書類が必要になるのです。
そんなとき、高齢者施設の担当者から、「事務所に入ることを許してもらえれば、当該書類を探して東京へ送ります」との申し出がありました。渡りに船、と申し出をありがたく受けたのですが、ここで問題発生。
「事務所の鍵が見当たらず、事務所へ入れませーん!」という連絡。
事務所の鍵自体、高齢者施設代表でもある家主から借りて、私が合鍵を作ったのだから、絶対、向こうにあるはずなのに・・・。
でも、放置しても埒が明かず、時間も限られているので、こちらで再び合鍵の合鍵をつくり、先方へ郵送しました。
翌々日、合鍵が届いたので事務所へ入ります、との連絡。しばらくして、先方からビデオコールがあり、事務所の机まわりを映しながら、「これですか、それともこれですか?」と、しばし、一つ一つ見せてもらい、ようやく、前年の書類の入った封筒が見つかり、東京へ送ってもらうことになりました。
2日後にその封筒を受け取り、申告書類の作成に取り掛かり、何とか終了。
すべての書類のコピーを取り、福島税務署、福島県県北地方振興局、福島市役所の3ヵ所宛の封筒を作成、それぞれに受取証を返送してもらうための返信用封筒を入れて、郵便局から簡易書留で本日(5/26)、送付しました。
その後、県民法人税と市民法人税を支払うために、福島の地銀である東邦銀行の新宿支店へ出向き、支払いを済ませました。
赤字決算のため、県民法人税と市民法人税の均等割分のみを支払う形でした。
というわけで、何とか、郵送で今回の申告を終わらせました。
電子納税も考えたのですが、法人税の場合、電子証明書の発行やICカードリーダーが必要なだけでなく、様々な明細書のすべてが対応しているわけでもないので、意外に面倒で厄介だと感じました。次回以降、電子納税のための準備をすすめるかどうか、ゆっくり考えたいと思います。
今年度の課題は、これまでと同様、いかにして売り上げを増やすか。クライアントに頼るのではなく、自分で何かを創りあげることをしっかり考えないといけない!
新型コロナの影響で、当面、収入源がほとんどない状態が続きそうですが、今は耐えるしかないのはやむを得ません。でもよい機会なので、今後の新たな展開について、もっと大胆に考えてみたいとも思っています。

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