下北沢の不思議な店でスープカレー

本当に久しぶりに、東京・下北沢へ行きました。

何を食べようか迷った末、スープカレー屋へ。実は、下北沢は有名なスープカレー屋が3〜4軒もある、スープカレー好きにはたまらない町でした。

寒い風が吹き付けるなか、今回訪れたのは、スープカレー・ポニピリカ。下北沢の北、肉屋直営のバルの上の2階にある、なかなか居心地の良い店でした。

スープカレー自体は、皮カリカリのチキン、チキンと野菜、野菜、ベーコンと野菜などから選び、ザンギ(タレに染み込ませた鶏の唐揚げ)、焼きチーズ、きのこ4種などからトッピングを選び、辛さのレベルとご飯の量を選びます。スープは、トマト、魚、エビの3種類のベースから一つを選びます。

今回は、特別メニューであるエゾシカ肉のハンバーグと野菜に、ザンギときのこ4種をトッピングし、辛さはやや辛の3、ご飯は普通盛り、スープはトマトベースを頼みました。

これまで、スープカレーというものをほとんど食べたことがなかったので、どう食べたらいいのか、よくわからなかったのですが、店のテーブルに食べ方が紹介されていました。

それによると、(1)スープを味合う、(2)ご飯をスプーンに乗せて、スープに浸して食べる、(3)スープの具を食べる、(4)最後にご飯をスープの中へ入れて、おじやのようにして食べる、ということのようです。まあ、どのようにして食べてもよいのでしょうが・・・。

この店のスープカレーは、注文を受けてからスパイスを配合するため、出てくるまで時間がかかるとされていますが、出てきたものは、予想よりもしっかりスパイスが効いていて、丁寧に作ってある印象があります。なかなかの美味しさでした。

この店は居心地がよく、すっかり落ち着いてしまったのですが、店の中に色々面白いものがありました。たとえば、画面に映し出されたクイズに全問正解するとカレーがタダになるとかいう「クイズBOX」というのがあり、他の客が挑戦して、ピンポーン、ピンポーン鳴っていました。今やレアな品らしいです(下写真の右側、カップルが遊んでいる機械)。

他には、次のようなラクダの人形。

吊る下げられたポーチからちょこんと顔を出しているなあ、と思って、中から取り出すと・・・。

ゼンマイ仕掛けの動くラクダさんでした。これはどの外国製のおもちゃなのでしょう?

机の上には、ヨーロッピアンな男の子の像がありました。他の机の上には、また別々の似たような像が置かれていました。

丁寧に作られたスープカレーを美味しくいただき、食後に飲んだオーガニックスパイスのチャイ(ホット)もいい味でした。

この店のホームページも、なかなか面白いです。

 スープカレー ポニピリカ

下北沢では、小田急線が地下になり、ガード下に密集していた商店が撤去され、駅前がきれいになって、昔の面影が失われつつあるように感じました。それでも、ちょっと北側を歩くと、シモキタらしさがまだ少し感じられるのでした。