今日、インドネシア人の友人と会って、いろいろ話をしながら、改めて思ったことがあります。それは、日本人に広まっているインドネシア情報、インドネシア人に広まっている日本情報。それらの情報は誰から伝わっているのか、ということです。
日本人に広まっているインドネシア情報の多くは日本語によるもので、その情報の送り手は日本人であることが多いのではないか。また、インドネシア人に広まっている日本情報の送り手はインドネシア人であることが多いのではないか。そんなことを思いました。
別の言い方をすると、インドネシア人から日本人へ伝えられるインドネシア情報や、日本人からインドネシア人へ伝えられる日本情報は、実は少ないのではないか、と思うのです。
私も仕事柄、これまでに何度も日本人に対してインドネシアに関する情報提供を行ってきました。でもそれは、私の知っているインドネシア情報であって、外国人である私がインドネシアの人々よりもインドネシアのことを深く知っているなどということは、絶対にありえません。それに若干の引け目を感じながら、インドネシアに関する情報提供を行ってきたというのが正直なところです。
逆に、インドネシア人の持つ日本情報に接しながら、「ちょっと違うのではないだろうか」とか「解釈が間違っている」とか「大事なのはそこじゃないんだよな」とか思ったりすることもしばしばです。
きっと、同じことを、私を含む日本人の発するインドネシア情報に対して、インドネシアの人々が感じているに違いありません。
言葉の壁があるにせよ、インドネシア人から日本人へインドネシア情報が伝わる、日本人からインドネシア人へ日本情報が伝わる、という状況を作っていかないと、本当の意味でのインドネシア理解、日本理解にはつながらないように感じます。
同時に、日本人の発するインドネシア情報をインドネシア人に評価してもらう、インドネシア人の発する日本情報を日本人に評価してもらう、ということも必要になるはずです。
そんなことを思いながら、日本人とインドネシア人とが一緒になって、インドネシア人の発信するインドネシア情報が日本語に翻訳されて日本人に伝わり、日本人の発信する日本情報がインドネシア語に翻訳されてインドネシア人に伝わる、そんなメディア媒体を作ってみたいと考えるようになりました。
日本人だけでなくインドネシア人も一緒になって発信するインドネシア情報媒体(日本語)、及び、インドネシア人だけでなく日本人も一緒になって発信する日本情報媒体(インドネシア語)、これら2媒体を何らかの形で初めてみたいと考えています。
まだ構想段階ですが、この趣旨に賛同し、仲間になってもいいと思われる方は、是非、ご連絡ください。
インドネシア語の堪能な日本人、日本語の堪能なインドネシア人、あるいはそれらのバイリンガルの方、日本人とインドネシア人とのダブルの方、こういった方はもちろん大歓迎です。
でもそれ以上に、たとえ言葉ができなくとも、インドネシアの人々に私の知っている日本を伝えたい日本の方とか、日本の人々に自分の知っているインドネシアをもっと知ってもらいたいインドネシアの方とか、あるいは、インドネシアの人々が日本のことを本当はどう思っているのか知りたい日本の方とか、日本の人々がインドネシアのことを本当はどう思っているのか理解したいインドネシアの方とか、そういう方々も大歓迎です。
趣旨に賛同される仲間を大募集します。よろしくお願いします。
なお、近日中に、このブログと同様の呼びかけを、インドネシア語でインドネシアの友人たちにも呼びかける予定です。