11/28-29はツアーに参加中

11/28-29は、福島イノベーション・コースト構想推進機構主催のツアーに参加している。今回のは「先端農業視察コース」。

今日は、福島市を出発して飯舘村、南相馬市、楢葉町とまわり、広野町に一泊。

飯舘村でICT活用農業の試みを見学し、南相馬市で浜地域農業再生研究センターの取り組みの説明を受け、楢葉町で籾米の乾燥・貯蔵・調製・出荷までを担うカントリー・エレベーターを見学した。

南相馬市のランチ会場で、こんなのにも出会った。コンニチハ。

広野町のホテルが快適でとてもよい。

インドネシアの新首都候補地はどんな土地?

インドネシアでは、渋滞して非効率な現在のジャカルタから首都を移転するという計画が立てられ、8月下旬、新首都候補地として、東カリマンタン州に場所が決定された。

新首都候補地付近の風景

東カリマンタン州といえば、東西に長いインドネシアのちょうど真ん中付近。近くには、よそ者が集まって大きくなった街・バリクパパンがある。

この新首都候補地がどんな土地か調べてみた。もちろん、国有地なのだが、何もない土地ではなかった。そこは、森林使用権(HPH)が設定されている土地で、その森林使用権を持っているのは、ある有名な華人実業家だった。

国有地なので、国はいつでも華人実業家から取り上げられるのだが、当然、何らかの取引がありうる。最低でも、代替の森林使用権が設定できる土地を国が用意することになるだろう。

でも、おそらくそれでは終わらないだろう。この華人実業家、只者ではないのだ。問題発言を起こして、メディアやイスラム勢力に叩かれた過去がある。でも、今の政権とは相当に密接な関係を持っており、政権側がむしろ守らなければならない相手なのだ。

そしてさらに、新首都候補地には、意外な人物の関わりもあった。大統領選挙をジョコウィと戦ったプラボウォである。ジョコウィとプラボウォとの和解の裏に、新首都利権もあったのかどうか。

そこらへんの話を、11月22日発行の『よりどりインドネシア』第58号に書いてみた。興味のある方は、ぜひお読みいただきたい。なお、購読登録月は1ヵ月無料となります。

 新首都候補地はどのような土地なのか

Noteにも同じ内容を掲載しました。こちらは11月27日23時59分まで無料掲載します。

 Note版:新首都候補地はどのような土地か

二の酉へ行ってきた

上野で打ち合わせの後、妻と一緒に、巣鴨大鳥神社の二の酉へ行ってきた。

巣鴨大鳥神社の酉の市、今年は一の酉が11月8日、二の酉が11月20日だった。一の酉のときは福島にいたので、今年は二の酉のみ。

酉の市では、もちろん、家内安全・商売繁盛を祈るとともに、毎年、小さい熊手を購入するのだが、それ以外の楽しみがある。

それは、巣鴨大鳥神社手前のパン屋さんが出す屋台でケーキドーナツを買い、揚げたてホクホクを近くの公園で頬張ること。そして、肉屋さんで揚げたてのメンチカツを買って、帰宅して食べること。

でも、今日はランチが揚げ物だったので、腹ごなしに巣鴨から歩いて自宅へ帰ってから、ドーナツとメンチカツをいただいた。北風が肌に冷たかった。

秋葉原の隠れた名物ミルクスタンドの隣にある自販機

秋葉原といえば、かつては電気街、今やアニメだが、昔から変わらずに存在する名物がある。それは、駅構内のミルクスタンド、1950年の創業ということだ。

ミルクスタンドの扱う牛乳や飲み物の多彩さには本当に驚くが、今回、注目したのは、その脇にある、一見、何の変哲もない自動販売機である。

我が故郷・福島の銘品である「酪王カフェオレ」のオンパレード。

しかも、オリジナルの「酪王カフェオレ」のほかに、「ハイ・カフェオレ」「やさしいカフェオレ」(カフェインレス)も売っている。

オリジナルの「酪王カフェオレ」は1976年のロングセラー。「ハイ・カフェオレ」が1983年からあるとは知らなかった。そして、「やさしいカフェオレ」はデビューしたばかり。

福島でも、「ハイ・カフェオレ」や「やさしいカフェオレ」はあまり見かけなかった気がする。でも、秋葉原なら、必ず買えるのだ。うん。

もちろん、「酪王牛乳」や「酪王いちごオレ」も買える。「酪王いちごオレ」の苺はとちおとめなのか。福島の苺も使ってもらいたいな。

福島まで帰らなくても、秋葉原で、また酪王カフェオレに会える!

皆さんも是非、一度飲んでみてほしい。その美味しさで、ほかの「カフェオレ」飲料が飲めなくなるかもしれない。

昼夜同一料金、人形町の気どらない洋食屋

人形町は個性的で手頃な洋食屋が多い町である。

先日、人形町へ行った際、甘味処・初音で栗あんみつをいただき、今半でメンチカツを買った後、妻と洋食屋へ行こうという話になった。

でも、人形町に洋食屋が多いのは分かっていても、「ここ!」という馴染みはなく、どこへ行ったらいいものか、考えあぐねていた。

思い切って入ったのが、東京メトロの人形町駅近くの小春軒。有名な店なので、ちょっと気どっているのではないか、と戦々恐々でドアを開けて入ると・・・。

全く逆だった。

そこは、東京の下町のあったかい雰囲気の空間だった。

小春軒に来たからには、特製カツ丼をいただく。

5〜6枚の一口カツの上に、ゴロゴロ野菜に味付けて炒めたものと目玉焼が載っている。洋風カツ丼とでも言おうか。

これがなかなかいける。こういうのもありだ。カツが美味しい。

ネットを見ていたら、このカツ丼の由来等についての説明が以下のサイトに載っていた。

 よみがえった明治時代の味:小春軒

妻は「特製盛り合わせ」。何が盛り合わされているのか、小春軒のおばさまは教えてくれない。そして出てきたのがこれだった。

一見すると普通のカツやフライだが、一口食べた時に違いを感じる。揚げ方が絶妙で、本当にサクサク、美味しく揚がっているのだ。

「昼も夜も値段は同じ。でも、夜に来るほうがいいわよー」

小春軒のおばさまが楽しそうに話す。でも、どうして? 何が違うの?

「夜はね、お客が少ないから、おしぼりが出せるのよー。昼はお客が多くて、おしぼり出す暇がなくてねえ」

そこでしたか。でも、本当はおばさまがお客さんとお話したいからだったりして。

昼夜同一料金の洋食屋は、小春軒と、その少し手前の来福亭(ここは以前、友人と行ったことがある)。焼き飯やカツライスが食べたかったら、来福亭へ行く。

小春軒、常連になりそうな予感。

高知と東京で中アチェ県幹部への短期本邦研修

2019年11月5~9日、中アチェ県幹部への短期本邦研修を実施しました。これは、高知県越知町と中アチェ県との間での柑橘類に関する6次産業化を目指すJICA草の根協力プロジェクトの一環です。

今回の研修で、彼らは6次産業化とその支援政策を政府がどのように実施しているかを学びました。本プロジェクトで越知町には中アチェ県から2名の研修員が送られていますが、今回、彼ら2名が短期研修に参加した中アチェ県幹部に、現場で柚子の摘み方を教えたりもしました。地元テレビの取材もありました。

今回の研修が、中アチェ県での柑橘類の6次産業化の進展へ向けて何らかの貢献をするために有益な機会となったことを願っています。

Pelatihan untuk pejabat Pemkab Aceh Tengah di Kochi & Tokyo

Kami mengadakan pelatihan jangka pendek untuk pejabat Pemkab Aceh Tengah di Jepang, 5-9 November 2019. Ini adalah bagian dari Proyek Kerjasama Akar-Rumput JICA untuk pengembangan sumber daya jeruk antara kota Ochi di prefektur Kochi dan kabupaten Aceh Tengah.

Mereka belajar kebijakan dukungan oleh pemerintah lokal untuk mengembangkan industrialisasi ke-6 (integrasi budidaya-pengolahan-pemasaran) oleh sektor swasta, kali ini. Dua trainee yang dikirim dari Aceh Tengah di kota Ochi mengajarkan cara memetik jeruk kepada peserta pejabat Pemkab. Ada juga liputan TV lokal Kochi.

Kami berharap pelatihan jangka pendek ini membuat kontribusi untuk mengembangkan industrialisasi ke-6, yaitu, integrasi budidaya-pengolahan-pemasaran sumber daya jeruk di Aceh Tengah.

Training for Government Officials of Aceh Tengah in Kochi & Tokyo

We supported the short-term training for government officials of Aceh Tengah in Japan, 5-9 November 2019. This is a part of JICA Grass-root Cooperation Project on orange resource development between Ochi town in Kochi prefecture and Aceh Tengah district.

They learned support policies by local government to develop the 6th industrialization (integration of cultivation-processing-marketing) by private sector this time. Two trainees sent from Aceh Tengah in Ochi town taught how to pick orange to those government officials. Local TV shot the scene.

We hope this short-term training make some contribution to develop the integration of cultivation-processing-marketing of orange resource in Aceh Tengah.

東京でインドネシア新内閣について講演(Nov 3, 2019)

2019年11月3日、東京で開催された、ニューズピックスのアジア専門家である川端隆史氏主宰のイベントにて講演しました。内容は、2期目を迎えたインドネシア・ジョコウィ政権の新内閣の陣容に関する分析、今後のインドネシアの政治経済の展望など。参加者からたくさんの質問を受け、議論が盛り上がりました。

内容の一部は、2019年11月7日付の『じゃかるた新聞』にも掲載されました。よろしければ、以下のサイト(有料)もご参照ください。

人形町の黄金芋屋さんと甘味屋さん

用事があって、妻と一緒に人形町方面へ出かけた。

人形町といえば、色々な名物が目白押し。有名な黄金芋を買いに、壽堂を訪れた。

間口の狭い店に入ると、年代ものの木箱に入った「御見本」を見せてくれる。小さな区枠のなかに、すてきな生菓子が並んでいた。

黄金芋は別に包まれていて、3個入、5個入という感じで、気軽に買えるようになっていた。

注文したお菓子を包んでくれる間にお茶が出てくる、という気配りの良さ。とても気持ちの良いお店だった。

次に訪れたのは、壽堂と道を挟んでちょうど反対側にある甘味処の初音。

ここも古くからの良さを残している店で、栗あんみつをいただいた。

季節柄、栗あんみつを頼んだのだが、この栗がとても美味しかった。それだけでなく、ここの餡の絶妙な美味しさ。

給仕してくださるおばさんたちの無愛想さも、何となく世の中に媚びない、古き良き東京の雰囲気を醸し出していて、嫌な気分はなかった。

浅草の新ハラルラーメン

11月9日、中アチェ県政府高官4名をお連れしての東京見物。

銀座でアンテナショップを見学した後、浅草に連れて行ったのだが、ランチをどうしようか思案して、ラーメンを食べに行った。ハラルの。

浅草でハラルラーメンといえば、成田屋が有名だが、今回行ったのは、田原町の「麺屋 帆のる 浅草店」。

頼んだのは、スパイシーラーメン。タンタンメン風のなかに、鶏チャーシューとメンマが入っている。

今回は2階で食事。2階の一角はカーテンで仕切られ、礼拝することができる。礼拝の前に体を浄めるウドゥは1階の洗面所で。1階と2階を移動するためのサンダルが用意されている。

4人とも、礼拝もして、すっかり落ち着いて、ランチを楽しむことができた。
帆のるは東京に4店、大阪に1店、そしてジャカルタに1店ある。ハラル対応なのは、東京の2店(恵比寿店、浅草店)、大阪なんば店、ジャカルタ店。
店の名前は、ホノルルへの出店を目指して名付けたとのこと。
浅草にムスリムのお客さんをお連れしたときにご活用あれ。おススメです。

束の間の福島市内の秋景色

11月11~12日は福島。11月12日の午前中、税務署と法務局へ行って書類を受け取った後、街中で束の間の秋を楽しんだ。

福島大学附属小学校のイチョウ。見事に黄色く色づいていた。こんなところにイチョウ並木があるのに気がつかなかった。

少し色づいた信夫山(三山のなかのこれは湯殿山)。前にある建物は、東日本大震災後の仮設住宅の跡。

信夫山の麓の福島県立美術館・図書館の紅葉。太陽の光が雲に見え隠れして、光の加減がすぐ変わるので、なかなかいい感じの光にならない。

わずか30分弱の、束の間の秋景色。

昨日、香港では、至近距離で警告なしに警官が若者へ発砲。今日の香港中文大学では、キャンパス内に警察が入り、6,000発の催涙弾が撃ち込まれた。

28年ぶりのバダ谷、の話を書いた

予定発行日よりも3日遅れで、ウェブ情報マガジン「よりどりインドネシア」第57号を発行した。

昨日書いた、疲労困憊のなかで発行したので、久々にボロボロ状態での発行になってしまった。とにかく、眼がショボショボ、まぶたが重い、眠くてしょうがない。

そんななか、書いてみたのは、「28年ぶりのバダ谷へ樹皮紙・樹皮布を見に行く」というエッセイ。1991年8月に行って以来のスラウェシ島中央部、中スラウェシ州の山の中のバダ谷は、もうすっかり変わっていて、桃源郷のようだったバダ谷はどこへ行ってしまったのか、という感じでもあった。

それでも、世界的にみてもとても貴重な樹皮紙・樹皮布の現況を見に行けたのは、とてもラッキーだった。誘ってくださった坂本勇氏には本当に何度感謝申し上げてもきりがないぐらいの気持ちである。

世界的にも珍しい木の皮から紙や布を作る技術、バダ谷では3,000年前から連綿と今に至るまで続いている。世界には他でもあるのだが、途中で途絶え、博物館で見られるようなものになってしまっている。

樹皮紙・樹皮布とはどんなもので、どうやって作られ、何に使われているのか。それを見聞して書いてみた。

そして、なんと、樹皮紙・樹皮布の原料となる木は、世界中の数々の木のなかでなぜか同じ木なのだ。一体、それはなぜなのだろうか。

よろしければ、是非、以下のリンクからご一読ください。有料購読ですが、登録1ヵ月間は無料で読むことができます。

 よりどりインドネシア第57号

併せて、第1~56号のバックナンバーも読むことができます。この機会に、是非、「よりどりインドネシア」をよろしくお願いいたします。

コピペ日本語資料のインドネシア語翻訳で疲労困憊だった

11月5~9日、中アチェ県政府幹部4名の高知、東京での本邦研修にほぼフルアテンドで対応していたが、9日夜に帰国した。

帰国前、彼らとの最後の晩餐は、蒲田でインド料理。ライスと大きなナンが付いていて、かなりの満腹感を得られた。

この本邦研修では、彼らが来日する直前まで、研修で使用する日本語資料のインドネシア語翻訳を行っていた。

これらの日本語資料の多くは、既存のパンフ等にある資料をそのままコピペしたものが多い。それも、図の形式でコピペされているので、図の形式の中にある図表やダイアグラムの部分部分を一つ一つテキストボックスに入れて、背景の色に合わせて、一つ一つ上から貼っていく、という細かい作業をひたすら続けることになる。

たとえば手順はこうだ。

テキストボックスを作る→下地の日本語が隠れるようにテキストボックスの大きさを調整→上下左右の空白をゼロにして、テキストボックスのなかに翻訳文面を入れ、文字の大きさとフォントを調整→下地の色に合わせてテキストボックス内の色を塗りつぶす→できたテキストボックスを下地の上に合わせて大きさ等を微調整。

これは、一つの用語や項目を翻訳するたびに行う作業手順。これを用語や項目の数だけ繰り返す。

コピペはわずか数秒で終わるが、上記のようにして、細かい図表のマスの一つ一つを貼り付けていく作業を行うと、パワーポイントのスライド一つを終わらせるのに1時間かかることもある。

かなりの集中力と忍耐力を要求される作業。

そして、実際の日本側のプレゼンで、「このスライドは省略しますねえ」と言って、1時間以上かけて作成した翻訳済みスライドが軽くオミットされることもしばしば。

あの根詰めて、あたかもピンセットで一つ一つ貼り付けて行くようなスライド翻訳作業は、いったい何だったんだろう、と理不尽さを感じてしまうことも。

もはや、貼り付けたと思われないような美しい翻訳スライドを作るといった美意識、その作業自体が技術的要素を含むとしたプロ意識でもない限り、何だか報われるような作業ではないわな。そして、コピペして資料を渡す側は簡単にできると思っているから、対価なんて何も考えていない。

中アチェ県政府幹部が来日する3~4日前に、1資料あたり15~20スライドの日本語資料を5種類ぐらい渡されて、来日前までに間に合うように上記の作業を終わらせるとなると、ほぼ朝から夜中まで缶詰め状態で対応することになる。今回もかなり体力を消耗した。そしてそれが終わると、すぐに今度はフルアテンドが待っている。

というわけで、ようやく一息つけるのだが・・・。

11月7日発行予定の「よりどりインドネシア」第57号を予定通り発行できる余裕と体力はなかったから、彼らが帰国してすぐに、急いで原稿執筆。ようやく先ほど、3日遅れで発行した。

というわけで、ようやく一息つけるのだが・・・。

明日の打ち合わせに出席するため、今夜中に東京から福島へ向かう。福島から東京へ戻ったら、1~2日は完全休養したいところだが・・・。

愚痴ってしまいました。まだまだニンゲンガチイサイ。

高知県のデビューゲート

高知県では、1次産業×2次産業×3次産業の6次産業化を推進している。

そして、6次産業化を目指す企業や団体に対して、スタートアップ研修、実践研修、アップグレード研修の機会を提供している。

実践研修を終え、県外への販売拡大を目指す企業や団体には、アップグレード研修を施し、そこで実際に試作した製品の試験販売の場として、「デビューゲート」を設けている。

デビューゲートは、農産物直売所+スーパーマーケット+県産加工製品販売所を統合した「とさのさと」の県産加工製品販売所「セレクトマーケット」の一角にある。デビューゲートの名前は「いっちょういったん」である。

この「いっちょういったん」に並べられた加工製品は、6次産業化製品とされるものである。色々なアイディアの詰まった興味深い製品が並べられている。その一方で、本当にマーケットでの需要に呼応したものなのか、あるいは需要を掘り起こせるものなのか、多少疑問を感じる製品も少なくなかった。

また、アップグレード研修の成果として一緒くたに並べることが、果たして来客者の興味を引くのか、という点も気になった。

県としてそのような場を提供すること自体は評価できるが、同時に、6次産業化という名における現時点での振興策の限界も感じられた。既存の研修の枠を超えるような製品が生まれることも必要で、研修する側の発想や視野の広さも吟味されていく必要を感じた。

これらはあくまでも、個人的な感想です。

また食べに来たい、高知の鯛塩ラーメン

夜の部も終わり、でも少しまだ物足りない・・・という感じだったので、高知市内の帯屋町アーケードへ出かけて、ラーメン屋さんを探した。

細麺であっさりした味で、コッテリしていない、さっぱり系のが食べたかった。

そして、入ってみたのが、Nayutaというアルファベットの名前のお店。この店、塩ラーメンが名物の店らしかったので、鯛塩ラーメンを注文。

透き通ったスープに、絶妙の茹で具合のストレート麺。

シャキッとしたカイワレやネギが上にのり、丁寧に作られた絶品のチャーシューとのコントラスト。

シンプルだが、しっかりと鯛塩のスープ。

相当にレベルの高い塩ラーメンだった。

そうそう、こういうのを食べたかったんですよ!

次回、高知に来る機会があったら、また必ず食べに来よ!

そう呟いたら、店のお姉さんに「じゃあ、次回はカウンターに座って、色々お話聞かせてね」と言われた。

高知での行きつけの店になれるといいな。

仁淀ブルーの沈下橋

透明度が高く、青色の水が特徴の仁淀川。高知県を流れる仁淀川は、流域面積1,560 km、長さ124 kmの、吉野川・四万十川に次ぐ四国第三の河川である。

その青い水の色は「仁淀ブルー」とも呼ばれ、2012年から7年連続で水質ランキング日本一を維持している。

今日(2019/11/06)は空の色が青く、まさにきれいな秋空。その空の色が川面に映っているためだろうか、仁淀川の色は青かった。

でも、インターネット上でみかけるような見事なコバルトブルーの水の色は、もっと上流へ行かないと見えないのだろう。

先の写真は、越知町の浅尾沈下橋の上から撮ったものである。下の写真は、その沈下橋。

沈下橋には欄干がなく、洪水時には、敢えて橋の上を川が越水することを促し、沈む構造になっている。もちろん、橋がみえなくなるので、洪水時に通行はできなくなる。これも高知の先達たちの知恵なのか。

沈下橋の向こうの山の中腹には、柵らしいものがみえる。鳥獣対策として、イノシシが入ってこないようにするための柵で、この集落一帯は、実はその柵で囲われているということだった。

夕方、横倉山の山頂近く、織田公園にある展望台から、越知町の全景を眺めた。

仁淀川は頻繁に氾濫するため、町周辺では米作や露地野菜栽培が主となり、ビニールハウスを活用した施設園芸は盛んではない、という町役場の方の説明が本当に納得できる光景だった。

そして、街の中心部を蛇行する仁淀川は、夕闇の中で、やはり青く光っていた。

この高知県の山間の越知町が、柑橘類とコーヒーで、インドネシアの中アチェ県とつながる動きをみせてくるかもしれない。

それはあまりに綺麗なクモの巣

10月のとある日、福島の我がオフィスの前を通ったら、見事なクモの巣がいくつもかかっていた。

太陽の光に照らされて、あまりに綺麗だった。それで、ムズムズ動いているクモの姿を、悪戦苦闘しながら、写真に撮ってみた。

冬が来る前に、せっせと巣作りに励むクモ、だろうか。

クモが嫌いな方、ごめんなさい。

少しずつ、さりげなく、力を抜いて、時々、ブログを綴ってみます。

今週(11/5-8)は、ただいま、高知に出張中。

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